お嬢様とは
お嬢様と聞くと、世間一般には「上品・育ちがいい・落ち着きがある・高価なものを身につけている」というイメージではないでしょうか。
お嬢様が醸し出す雰囲気とはどのようなものか、周囲からお嬢様らしいと思われる方はどのような仕草、立ち居振る舞いなのか考えてみましょう。
「お嬢様らしさ」のイメージとは
高価なものを身につけるイメージのあるお嬢様ですが、「お嬢様らしさ」を身に纏う為には、ただ高級ブランドや質の良いものを身につければ良いわけではありません。いくら高価なものを身に着けていても「お嬢様らしい」と感じられない方も世の中にはいらっしゃいます。
では、「お嬢様らしさ」を構成するものは何なのか。装いと、仕草や振る舞い、スキルに分けて考えてみましょう。
「お嬢様らしい」装い
お嬢様らしさを表現する為に最も真似しやすい部分です。
一般的に考えられる、お嬢様らしい装いは露出が激しくなく、清潔感があり、女性らしいイメージではないでしょうか。
高級ブランドを身に着けてはいるが、嫌味がなく、さり気なく装いに取り入れている。有名ブランド品でなくても、質の良いものを身に着けている。汚れやシワのない服や靴、カバンを身に着けている。全体的なコーディネートが品が良くエレガントであり、一般的には清楚系、モテ系、フェミニンコーデと呼ばれるような装いである。
もちろん時と場合によっては、肩が大きく露出した服や、デニムなどカジュアルな服装の場合もあると思います。最も大切なことは、TPOに合わせた服装であることです。
あまりにも注目されるような姿や奇抜な装いは「お嬢様らしさ」からは外れるでしょう。
周囲が驚くような露出のある服装、その場に似合わない奇抜なメイク、畏まった場所でノーメイク、締め切った場所で強い香水の匂いなど、その日のTPOに合わせた服装やメイクをしましょう。
「お嬢様らしい」仕草や振る舞い
育ちがいいお嬢様は、小さい頃から礼儀作法を学び、それが身についています。そのため、人に対して敬意を払い、礼儀正しい態度を取ることができます。また周囲の様子を良く見ています。周囲に気を配り行動をすることで、人間関係を円滑にして信頼を得ることができます。
- 姿勢
姿勢の良さはお「お嬢様らしさ」を表現するためにとても重要です。立っている時も、座っている時も、歩いている時も常に背筋を伸ばし前を向きましょう。
- 動作のスピードや大きさ
早口でまくし立てたり、慌てて走ったりしては「お嬢様らしい」余裕や優雅さは出せません。会話の際は相手の話すスピードに合わせ、落ち着いて会話を楽しみましょう。食事の際はテーブルマナーを意識することはもちろんですが、ガツガツ食べたり、欲張って口いっぱいに頬張らないようにしましょう。
- 静かに、優雅に物を扱う
カバンを置く時にドサッと勢い良く置いたり、イスを引く時に片手で掴んで大きな音を立てたり、食事の際に食器の音を立てたりしないようにしましょう。がさつな印象を持たれては「お嬢様らしさ」から離れてしまいます。手にするもの全てを大切にする気持ちで扱いましょう。
- 言葉遣い
綺麗な言葉遣いを意識しましょう。下品な言葉を使わないことはもちろんですが、配慮に欠ける発言もしないようにし、周囲に気配りできるお嬢様を心がけましょう。相手の話を遮ったり、興味がなさそうに話を聞くこともNGです。また時には誤った発言をしてしまう事もあるかもしれません、その場合も素直に謝罪し、心からお詫びしましょう。
- 感情表現
嬉しい事があったり楽しい気持ちの場合は、素直にそれを表現しましょう。但し騒いだり、口を大きく開けて笑っては「お嬢様らしさ」からは離れてしまいます。また、悲しいことや怒りたくなった場合は感情に任せてそれを表現しないようにしましょう。自分の気持を冷静に、落ち着いて相手に伝えるよう心がけましょう、間違っても怒鳴りつけたり、大きな声で責めたりしてはいけません。
「お嬢様らしい」スキル
お嬢様は、その家庭環境から、きちんとした教育を受け教養を身に着けています。決して一朝一夕で身につけられるものではないですが、好奇心を持ち新しい事に興味を向け、知らなかった知識や情報に触れる機会を持ち続け「お嬢様らしい」教養を身につけましょう。
- 丁寧な文字
丁寧に文字を書くように心がけましょう。はじめから綺麗な文字が書けなくても大丈夫です。雑に文字を書かないようにして、心を込めて文字を書きましょう。
- 学習意欲
新しい知識や情報に触れる機会を設けましょう。可能であれば、それを直接見たり感じたりする為に美術館、映画館、音楽会に参加するのも良いでしょう。新しい知識や情報に触れれば世界が広がったり、新しいことに挑戦することができます。またそれらは自分自身を成長させ、自信を持つことができるため、自己実現に繋がります。
- 柔軟性
新しいものに触れた際や、問題が発生した時に柔軟に対応できるのも「お嬢様らしい」優雅さを表現するのに大切です。何かに固執したり頑固になりすぎず、物事を柔軟に受け止めるようにしましょう。自分の考えが他の人と違った、自分の行動が誤っていた、予定と違う事が起こった等、その状況に慌てることなく他者の考えを受け入れたり、自分の行動や予定を臨機応変に対応したりする。そんなしなやかさは「お嬢様らしい」スキルのひとつです。
「お嬢様らしさ」を体現できると
「お嬢様らしさ」を体現することは一朝一夕でできないものです。ただ、日々心がけることで理想に近づけることは可能です。お嬢様らしさを身につけることができれば、周囲から好感や信頼を持たれ、自分自身を磨くこともできます。品があって心に余裕を持ち、周囲に気配りができるので、男性からも女性からも一目置かれる存在です。
「お嬢様らしさ」を意識して日常を過ごすと良いことが起こるかもしれません！
